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全国分会役員研修会を開催しました

2025年03月11日掲載

3月8日(土)、9日(日)の二日間で「全国分会役員研修会」を開催。会場の川崎日航ホテル(神奈川県川崎市)には、全国の分会役員をはじめ、NCCUの組織強化・教育担当など61名が集まりました。
この研修会は、組合員が所属する法人等の交渉単位で活動する「分会」の役員を対象に、全国の分会役員が切磋琢磨しNCCU全体の組織強化を目的に開催しています。

研修会の1日目、開会にあたって染川朗会長があいさつに立ちました。
染川会長は、「昨年は3月に『支部役員研修会』、6月に『分会役員研修会』を実施した。今回開催時期を入れ替えたのは、介護保険などの制度変更が年度切り替えの4月から始まることが多いため。分会役員は法人・会社との交渉の中心にあることから、年度切り替え前の3月開催とした」と開催時期の変更について趣旨を説明。
さらに、「研修会で得た学びを、それぞれの分会の仲間の多くと分け合い、労働環境、労働条件のさらなる向上につながるよう活動を進めてもらいたい」と呼びかけました。

続いて島卓事務局長が「分会の役割」について講義を行いました。島事務局長は、法人・会社との交渉が分会の大きな役割のひとつであることを踏まえ、「NCCUが行う国や行政に対する取り組みは、労働条件を改善していくための環境づくり。しかし、いかに環境が整ったとしても分会が法人・会社に交渉を行わなければ、組合員の労働条件の向上にはつながらない」と重要性を強調。
そして、「労使交渉は組合員みんなの力が必要。そのためには組合員への情報共有、意見集約が欠かせない。その土台となる分会の各種会議の出席率向上を2025年度の活動方針に掲げた。ぜひ目標達成に向けて取り組んでもらいたい」と述べました。

次に、分会活動の現状把握と情報交換による活動の底上げを目的としたグループワークを実施しました。分会役員は組合員数の規模が近い分会ごとに5人から7人のグループに分かれ、普段の分会活動を採点するチェックシートを各自が記入。その後、記入した結果をもとにグループ内で意見交換を行いました。
最後は各グループで話し合った内容について、それぞれの代表者が発表を行いました。発表では、各種調査票の回収や会議の実施などの状況や、分会活動での課題などを報告。なかには、グループで話し合った内容をもとに、具体的な活動目標を発表する分会もありました。

 

研修会の2日目は、まず村上久美子副会長が『NCCU介護産業政策』について説明を行いました。
NCCU介護産業政策は、「介護従事者の処遇の改善」と「高齢者とその家族が安心して暮らせる社会の実現」を目的の第一義として、その目的達成のための具体的な政策を掲げたものです。
村上副会長は説明の最後に、「産業政策には、人材の確保・定着に向けNCCU創設以来ずっと活動し続けてきた内容を盛り込んだ。そのなかには、すでに成果がでているものも多くある。これからも政策実現に向けて共に取り組んでいこう」と呼びかけました。

『NCCU介護産業政策』はこちらからご覧になれます

続いて、大滝雄一労働条件担当部長が『令和6年度介護保険事業費補助金』について、制度の概要を説明。労使交渉にあたっては、組合員の処遇改善につながるよう、労使での確認をいっしょにしていこう、と述べました。

研修会の最後に、分会役員と、その分会を担当する組織強化・教育担当とがグループごとに集まり、1日目で記入したチェックシートをもとに活動の現状についてあらためて共有。今後の活動の進め方について話し合い、二日間の研修を終えました。

NCCUは、これからも分会役員を対象とした研修会を開催し、法人・会社や地域の垣根を超えて切磋琢磨することで、より活発な活動の推進を図っていきます。

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