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第26回定期大会を開催 新執行部を選出しました

2024年10月16日掲載

10月12日、NCCUは第26回定期大会を開催しました。
会場の有明セントラルタワーホール&カンファレンスには、代議員91名、役員21名のほか、来賓・傍聴などおよそ160名が出席しました。

【出席者】代議員91名(招集105名)、役員21名(招集21名)、傍聴など
【議長団】山田幸夫(北海道総支部)、草深貴司(東海総支部)
【来賓】永島智子UAゼンセン会長、柚木道義衆議院議員(オンライン)、山井和則衆議院議員(オンライン)、早稲田ゆき衆議院議員(オンライン)

今大会の6つの議案はすべて満場一致で可決。第5号議案の「役員の改選」では、代議員の投票により、会長に染川朗氏(再任)、副会長に村上久美子氏(再任)、事務局長に島卓氏(再任)を選出しました。

■第1号議案 「2025年度活動方針」
■第2号議案 「2025年度予算および会計監査人の委嘱について」
■第3号議案 「議事規則の改定について」
■第4号議案 「参与の選出」
■第5号議案 「役員の改選」
■第6号議案 「退任役員への感謝決議」

再任された染川会長は、新執行部を代表してあいさつに立ち、「本日皆さんと決めた活動方針をしっかりと全うできるよう、全力で取り組んでいきます」と意気込みを語りました。

 

今大会には、NCCUの上部団体UAゼンセンの永島智子会長をはじめ、NCCU政治顧問の山井和則衆議院議員、柚木道義衆議院議員、早稲田ゆき衆議院議員が来賓としてご臨席くださいました。

UAゼンセンの永島会長は、来賓あいさつで次のように述べました。
「これからさらに医療が発達し、寿命が延びていくていくなかで、介護分野は世界的な社会問題です。UAゼンセンが所属する世界組織UNI(ユニ)グローバルユニオンのケア部会では、NCCUに世界的な活動をリードしてもらいたいと、様々なオファーがきているなど注目を集めています。昨年、ともに取り組んだ介護報酬の引き上げを求める署名活動などのように、190万人のUAゼンセンと力を合わせて、処遇改善が大きく前進する2025年にしていきましょう」

山井和則衆議院議員は、「今年の国会で介護職員の方々の処遇を改善する議員立法を提出しました。さらに、訪問介護の基本報酬が引き下げられたことに対し、訪問介護事業所への補助金の支給を求める議員立法を、NCCUの関係議員が力を合わせて提出し、この実現を政府与党に迫っています。政府は5%の賃上げをしろと言いますが、介護現場は5%も賃上げできません。なぜなら介護報酬が低すぎるからです。今後も、介護職員の方の処遇改善に向けて、何が何でも取り組んでまいります」と決意を述べました。

柚木道義衆議院議員は、「議員立法の提出にあたって、村上久美子副会長にも衆議院厚生労働委員会での意見陳述にご尽力をいただきました。今後も、私たち議員が力を合わせ、介護現場の声を国会に届けなくては、介護事業者の倒産や、ヘルパーさんの離職によって介護を受けたくても受けられない人がさらに増えて、日本社会がもたなくなります。介護現場で頑張ることで明るい未来につながると皆さんに思っていただけるよう、国会に皆さんの声を届けていきます」とご挨拶くださいました。

早稲田ゆき衆議院議員は、次のようにご挨拶くださいました。
「介護で働く皆さまは、本当に尊いお仕事をしているにもかかわらず、全産業平均賃金と比べて7、8万円も賃金が低いことが厚生労働省の調査でも分かっています。なんとかもっともっと引き上げて、皆さまにやりがいを持っていただけるようにしたい。そして、私たち国民の暮らしと命を支えていただいているということを、もっと前面に出していきたい思います。皆さんの現場の声を国会に届け、制度や法律の改正をさらに行いたいと思います」

大会の最後は、染川会長のガンバロー三唱で閉会。
2025年度のNCCU活動がスタートしました。

●大会閉会後に田村まみ参議院議員がご挨拶くださいました
大会閉会後に田村まみ参議院議員が会場に駆けつけ、出席者を前に次のように決意を述べました。
「日本全体が賃上げムードに沸いていたなか、介護従事者の皆さんは、サービスの価格が決められているため、簡単に賃上げができませんでした。この課題に対し、先の通常国会では、NCCUの調査結果を共有いただいて、それをもとに質疑に取り組んできました。
また、訪問介護の介護報酬引き下げに関して、私が特にこだわったのは、サービスの形態による利益率の違いを無視して、全体の利益率の高さを根拠に引き下げた点です。これは大きな間違いですから、そこは変えていかなければなりません。
高齢化が進み、介護の問題に目を向ける議員は増えていますが、現場の実態を具体的に国に届けることで変えていかなければ、本当の意味で組合員の皆さんのための制度改正にはなりません。引き続き、皆さんの声を伝えてください。精一杯頑張ってまいります」

●大会の翌日、「交渉推進研修会」「LGBTQおよびSOGIに関する研修会」を開催
定期大会の翌日13日には、「交渉推進研修会」と「LGBTQおよびSOGIに関する研修会」を開催し、交渉にのぞむ分会役員、組織強化・教育担当などが出席しました。
「交渉推進研修会」では、『2025年秋季労働条件整備』、『2024年冬期一時金交渉』、『年末年始就業対策』について、交渉を進める際のポイントを確認しました。
続く「LGBTQおよびSOGIに関する研修会」では、UAゼンセン多様性協働局の雪丸貴宏氏に講演いただき、労働組合がLGBTQの問題に取り組む意義などを学びました。

 

 

 

 

会長あいさつ(第26回定期大会)

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