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介護保険部会「中重度者の在宅生活を支えるサービス機能の強化」について人材確保の観点から陶山会長が発言

2016年09月02日掲載

8月31日「第62回社会保障審議会介護保険部会」がベルサール九段下で行われ、委員である陶山浩三会長が出席しました。

議題
1、その他の課題②(被保険者範囲)
2、ニーズに応じたサービス内容の見直し
3、その他

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今回は「ニーズに応じたサービス内容の見直し」の中から「中重度者の在宅生活を支えるサービス機能の強化」特に定期巡回・随時対応型訪問介護・看護や小規模多機能型居宅介護等のサービス普及が充分に進んでいない現状について組合員の声をもとに、人材確保の観点から次のように発言しました。

「夜間対応型や定期巡回では在宅でありながら24時間コールを受け付け、定期・随時対応を行うため、夜勤者の確保が特に困難である。具体的には、区域全体を少数スタッフが車で駆けつけるため、運転免許有無の問題や深夜勤務を一人で行う負担が多い職種の募集をしてもなかなか集まらない」。
「随時対応をする夜間対応や定期巡回は訪問介護のように顔見知りのヘルパーが決まったサービスを行うのではなく、体調不良や転倒時の介助、排泄失敗などの対応を事前に情報共有してはいるが、臨機応変にサービスを提供するための高度なスキルを必要とする。そのために在宅サービスの豊富な経験が必要であり、一人でケアを行うまでに時間を要すること。また、変則勤務を希望する人がもともと少ないのが現状である」。

最後に「先日閣議決定された「未来への投資を実現する経済対策」の中でも介護人材の処遇改善が喫緊の課題とされているが、この分野についても加算の増額を含め働き方の改善等、人の集まる職務とするため知恵を出していかなければならないと考える」。と発言しました。

次回、同部会は9月7日に開催される予定です。

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組合員の声をもとに陶山会長(右)が発言しました

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