2月14日(土)、NCCUは東京・港区の友愛会館でNCCU第16回中央委員会を開催し、2016年春季の労働条件交渉の要求項目など全5議案を可決しました。
【出席者】中央委員56名(招集59名)、役員22名(招集22名)、傍聴者など
【議長団】矢島愛(東京総支部)、西村友宏(近畿総支部)
■第1号議案「2016春季労働条件交渉方針について」
■第2号議案「2016年期末一時金の交渉方針について」
■第3号議案「総支部区分の変更に伴う総支部運営規則の改定について」
■第4号議案「第24回参議院議員選挙必勝決議」(※全文を本ページ下部にPDFで掲載)
■第5号議案「退任役員への感謝決議」
今委員会の冒頭、第24回参議院議員選挙(比例代表)UAゼンセン組織内候補かわいたかのりさんが会場に駆けつけ、7月の参院選に向けた決意と連帯のあいさつを述べました。
「介護の現場で働く方々の生活を少しでも良くしたい、という思いを具体化していく活動の延長線上に政治がある。介護保険という国の規制の中で働く皆さんが、政治に対して影響力を行使できなければ働く者の要求は通らない。介護従事者の処遇労働条件を本気で良くしたいという願いがあるのなら本気で闘わなければいけないし、そのような本気で闘う皆様のために、私はUAゼンセン160万人の組合員の旗頭として、組織内候補者として立たせていただいている。私達の政治活動は、誰のためでもない、組合員の皆さんのためにある」。
「まずは国会に戻らせていただくことができたならば、介護離職ゼロのために安倍さんに本当にヤル気があるのか問いたいと思う。もし答えられなければ安倍さんも勉強するでしょう。そうやって初めて政治が前進していく。こういう明確な目標を持ち、まずは取り組ませていただきたい。NCCUの皆様の声を国政へ届ける為、全力で闘うことを誓う」。
かわい組織内候補の力強い言葉に、出席者は大きな拍手で応えました。
陶山浩三会長も、開会のあいさつで「私達の働くベースとなっている介護保険は国の制度である。だからこそ、最高意思決定機関である国会に かわいたかのりさんを必ず送り出すことが重要」と述べ、かわいさんの応援態勢を強化し共に頑張ろうと呼びかけました。
また、昨年の介護報酬改定の影響や人員不足の現状などにも触れ、「介護従事者の人員不足の原因は、賃金水準の低さもさることながら、賃金制度が未熟であることによる。私達は今年の賃上げを全力で進めると同時に、『処遇改善が人材確保の唯一の処方箋である』ことを内外に働きかけ、魅力ある介護業界に育てていこう」と訴えました。
(※会長あいさつ全文は、本ページ下部のPDFでご覧になれます)
その後、2016年度中間活動報告が行われ、「一般報告」「会計報告」「会計監査報告」は満場一致で承認されました。また、審議された5議案はすべて可決されました。
第1号議案の可決を受け、NCCUは2016春季労働条件交渉において、介護業界の賃金水準の向上と全産業平均賃金との格差是正を段階的に図るため、「水準要求」と「制度要求」の2本柱を基本に処遇改善を求める交渉を進めます。
また第3号議案の可決により、地域活動の円滑な推進をはかるために第18回定期大会から総支部区分を一部変更することが決定しました。
さらに、河原四良顧問が今年3月で退任することから、NCCU発足時から組織の発展に寄与してこられた功労に対する感謝決議も満場の拍手で採択されました。
なお、翌14日にNCCU会議室で開催した「交渉推進セミナー」には、経営側との交渉にあたる分会長や総支部関係者等が出席。交渉のポイントや妥結・協定締結までの流れなどについて確認し、いよいよ春季労働条件交渉がスタートしました。
左・陶山会長「今年の賃上げ交渉は、NCCUの統一要求『格差是正』の意味を理解し、一丸となって闘おう」、
中央・かわいたかのり組織内候補「皆様の声を国政へ届ける為、全力で闘っていく」
右・NCCU組合員の思いを記した色紙を かわい組織内候補へ贈呈
夏の参院選に向けて決意新たに。かわいたかのり組織内候補と共に組合員一丸となって「前に・進もう」!
翌14日の「交渉推進セミナー」には、分会長や総支部担当が出席しました
会長あいさつ 全文.pdf 第24回参議院議員選挙 必勝決議.pdf