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【政策コラム】ケアちゃん講座電子版 第7回 『ハラスメント』

2026年05月01日掲載

ハラスメント対策=人材確保・定着対策

※この記事は、2024年12月10日発行の機関誌『NCCU NEWS 155号』を再構成したものです。

最近はあちこちでハラスメント防止やハラスメント対策という言葉を聞くようになったよね。パワハラ、セクハラ、マタハラ以外に、カスハラ(カスタマーハラスメント)という言葉も浸透しつつあるし…。
 厚生労働省は、ハラスメントのない職場づくりのために、特に12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定めて広報・啓発活動を進めているよ。NCCUでも、以前から介護現場のハラスメント対策に取り組んできたんだ。今回はその取り組みについて話をするね!

介護業界で進むハラスメント対策
 介護業界では、介護従事者が安心して働くことができるよう、国レベルのハラスメント対策が進められていて、すでに以下の具体策が実行されているよ。
□ 施設・事業所の運営基準に、ハラスメント防止の対応や解決のための方法をとることを義務付け
□ マニュアル、研修の手引き、事例集を厚労省が作成
□ ご利用者・ご家族からのハラスメントによって精神障害を発症した場合、労災認定される

きっかけはNCCUの取り組みから
 上のような対策が強化されたきっかけは、実はNCCUが2018年に行った『ご利用者・ご家族からのハラスメントに関するアンケート』とそれに基づく厚労大臣への要請なんだよ。
 2018年当時、「高齢者に対する虐待」については厚労省が体制を整えていたけど、「介護従事者も虐待(ハラスメント)を受けている」ということは公にあまり知られていなかった。そんな中で厚労省は、NCCUの調査結果と要請を受けて、『介護現場におけるハラスメントへの対応に関する調査研究事業』として検討委員会を設置。きっかけを作ったNCCUも委員を任されたんだ。だから、厚労省によるその後の様々な対策には、NCCUの意見がたくさん盛り込まれているんだ!

2024年度の就業意識実態調査の結果をみると…?
 2018年から5年経ち、2024年度就業意識実態調査では、あらためてハラスメントについて尋ねてみたよ。
 すると、職場や法人の環境が『変わらない』と答えた人が半数を超えた一方、約4割が『変わった』と答えていて、相談窓口ができたり、研修が行われるようになった、研修回数が増えたなど、良い変化があったことがわかったよ。
 でも、「ここ2年でご利用者・ご家族からハラスメントを受けたか?」との問いに『受けた』と答えた人が約2~3割。そのうち離職を考えた人が約4割いることもわかったんだ。中には、我慢している人や、あきらめてしまっている人も多いみたい。
 だけど、我慢する必要はないし、声をあげていいんだよ!NCCUにはハラスメントに関する相談窓口があるから、悩んでいる人は相談してね!
ハラスメントを減らすことは、だれもが安心して長く働き続けられる職場づくりにつながると思うよ。

2024年度就業意識実態調査(要約版)のハラスメントについてのページはこちら

 

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