6月10日（土）、「全国分会役員セミナー」をリモートで開催し、分会役員、NCCU組織強化・教育担当など71名が出席しました。
このセミナーは、組合員が所属する法人等の交渉単位で活動する分会の役員を対象にしており、全国の分会役員が切磋琢磨し、NCCU全体の組織強化を目指すことを目的に毎年開催しています。
セミナーの前半では、島卓事務局長が「さらなる分会活動の強化のために」と題して講義を行いました。そのなかで、島事務局長は「分会は労使交渉だけでなく、NCCUの組合活動を推進していくことも重要な役割」と述べ、さらに「現場でその役割を担う『職場委員』を職場ごとに置いていくことが必要」と強調しました。
さらに、2024年度の介護報酬改定に向けた『50万人署名活動』を7月から開始することを踏まえ、組織強化につながった好事例として3年前に実施した署名活動でのチャーム・ケア分会の取り組みを紹介。島事務局長は、「介護報酬改定は自分たちの処遇に直結する。つまり他人事ではなく、自分のための署名活動であるという共通認識を組合員に伝えることに注力した」と取り組みを評価。
最後に「組合員みんなが活動に参加している、という意識を高め、全員でNCCU活動に取り組んでいこう」と呼びかけました。
島事務局長の講義の後は、少人数に分かれてグループワークを実施。職場委員の配置状況や、活動の現状、さらに今後、署名や各種調査といった活動を自らの分会でどのように組合員全員に伝えていくか、など活発な意見交換を行いました。
島事務局長
セミナーの後半は、（株）組織開発コンサルティングの須﨑雅子氏を講師に招き、「『LGBTQ』『SOGI』セミナー」を実施しました。まずは、「LGBTQ」や「SOGI」の基本的な知識にはじまり、「性別によるアンコンシャス・バイアス（無意識の偏見）」や「SOGIハラスメント」などについて学習しました。また、具体的な事例についてグループで話し合うなど、誰もが働きやすい職場環境の実現のための理解を深めました。
今後も、NCCUは処遇改善や、誰もが安心して働くことのできる職場環境の実現など、分会活動の充実に取り組んでいきます。
全国の分会役員など71名がリモートで出席しました