9月10日・11日、NCCUの上部団体UAゼンセンの第8回定期大会が日本特殊陶業市民会館(名古屋市)で開催され、加盟組合から代議員859名(NCCUから16名)、役員115名(NCCUから1名)、来賓、傍聴など約3,000名が出席。2019年度の活動報告、会計報告等は満場一致で承認されたほか、第1号議案「2020年度活動計画」をはじめとする全6議案もすべて可決され、UAゼンセンの2020年の活動が始まりました。
松浦昭彦会長は、開会あいさつの冒頭で7月の参議院議員選挙に触れ、「すべての加盟組合の皆さん、また多大なる支援をいただいたすべての皆さんに最大限の敬意を表し、UAゼンセン2人目の組織内議員、田村まみさんの誕生を共に喜び合いたい。川合、田村両議員には、国民民主党の国会議員としての責任と共に、UAゼンセンの組織内議員として私たちの政策実現に大いに邁進していただきたい」と語りました。
また、UAゼンセン運動の意味と目的をあらためて組織の隅々にまで浸透させるため、組織運営の見直しも視野に現場の意見を求めながら議論を積み重ねていくとし、「180万組織から200万組織に向かうUAZ運動の基本は、多様性に対応し、総合力を発揮することにある。製造も流通もサービスも、中小も大手も、短時間組合員も正社員も、UAゼンセンに集うすべての組合員が自らのこととしてUAゼンセン運動を捉えられるよう、引き続き努力を重ねていく。そして私たちの運動が組合員にとって魅力のあるものとして認識されるよう、組織運営の改革案を進めていきたい」と述べました。
来賓として挨拶した連合の神津里季生会長も政治活動について次のように述べました。
「田村まみさんを国政に送り出していただいた皆様のお力に感謝申し上げたい。約700人いる国会議員の中で、働く者の思いを心底理解している議員が果たしてどれだけいるのかと考えた時、川合たかのりさんに続いて田村まみさんを送り出していただいた意味は限りなく大きい。先の参議院議員選挙の結果は日本全体においては極めて残念な結果と言わざるを得ないが、私たちは政治の世界に左右されることなく、連合の政策を愚直に進めていかなければならない」。
参議院選挙で当選を果たした私たちの代表、田村まみ参議院議員もUAゼンセン政治顧問として登壇し、挨拶しました。
「第25回参議院議員選挙において26万324人の方に田村まみと書いていただき、国政に送り出していただきました。本当にありがとうございました。私たちUAゼンセンは、川合たかのりさんと田村まみ、ニ段構えで政策を実現する手段を手に入れました。そのために私自身、これからも勉強し、努力を続けなければなりません。先日、野党合同ヒアリングの場に参加し、担当官僚に消費増税・軽減税率について現場の状況を伝え、意見しました。国政の場には私たちの生活実感とはかけ離れた状況があり、私たちの声が本当の意味で届いていないことを実感しています。これから皆様のお声をいただき、新しい答えを国民民主党の中で川合たかのりさんと実現していくことを誓います。あらためて、皆様と共に活動させてください。精一杯がんばります。よろしくお願いいたします」。
田村まみ議員の力強い言葉に、会場は満場の拍手で応えました。
なお、今大会ではこの一年間に仲間に加わった『新加盟組合』が紹介され、NCCUの「エムリンクグループ分会」の小野分会長、「プリメーロ分会」の小田野分会長、「SOMPOケアフーズ分会」の中村副分会長、「チャーム・ケア分会」の水野分会長と文藏副分会長が登壇しました。
また、組合員の生活応援の重要性を認識し共済加入活動を実践した『UAゼンセン福祉共済優秀組合』としてNCCUが1位を獲得し、橘栄次郎常任中央執行委員が松浦会長から表彰を受けました。
さらにNCCUは多くの仲間づくりを行った『組合結成協力組合』としても表彰も受けたほか、長年にわたり社会貢献活動を行っている組合・組合員を表彰する『ボランタス活動賞』に9名のNCCU組合員が選出されました。