NCCUは、組合員の処遇の実態を把握するために「処遇改善調査」を行っており、調査結果は今後の介護従事者の処遇改善に対する対策資料として活用します。
今回は、性別や年齢、関わっている主な介護サービスなどの基本的な内容から、賃金や年収、介護職員処遇改善加算がどのように反映されたか、また残業時間の増減等について調査しています。
この内容は報道各社に対し、12月19日(月)にNCCU本部で実施した記者報告会にて、村上久美子副事務局長が詳細に報告しました。
その中で「介護職員処遇改善加算の支給方法について説明されているか」という設問に対し、「説明されている」と答えた組合員が100%にならなかったことについて、「介護職員処遇改善加算については、支給方法について説明する義務があるので『説明されていない』『わからない』という回答があるのは大きな問題だ」と述べました。
今回の「2016年処遇改善調査」では、2回にわたり調査票を配布し、月給制組合員、時給制組合員あわせて、4,740名の回答を頂いています。詳細は下記の概要をご確認ください。
今回の調査にご協力いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
【2016年 処遇改善調査 概要】
●調査対象期間……①2016年8月16日~10月5日 ②2016年10月5日~10月21日
●調査対象…日本介護クラフトユニオン組合員
●調査方法…①DM発送 ②組合員の所属する事業所へ調査票を送付し、職場委員から組合員(職種指定)へ直接手渡しにより配布。無記名自記式による回答後、職場単位で回収し日本介護クラフトユニオンへ返送。
●総数
①配布64,423名、回収1,221名(月給制643名、時給制578名)、回収率1.89%
②配布10,310名、回収3,519名(月給制2,323名、時給制1,196名)回収率34.1%
◆本調査結果をまとめた「2016年処遇改善調査報告書 速報版」は本ページ下の電子ブックまたはPDFでご覧になれます。
【NCCU組合員の皆さまへ】
介護に関連する事業所の組合員(個人組合員をのぞく)がお勤めの事業所ごとに「2016就業意識実態調査 速報版」をお送りしていますので、職場の皆さまでご覧ください。事業所に立ち寄る機会の少ない組合員の方や、個人組合員の皆さまは、本ページ下にあります電子ブックまたはPDFでご覧ください。
【報道・研究機関等の皆さまへ】
本調査の結果を転載、または引用なさる際は、当ユニオンへご一報くださいますようお願い申し上げます。また、取材の依頼等も承っております。
●「電話による連絡先」 日本介護クラフトユニオン TEL:03-5730-9381
・調査の内容に関するお問い合わせ・・・副事務局長:村上
・取材ならびに資料請求等のご依頼・・・総務部門 広報担当
●お問い合せフォーム(こちらをクリックしてください)
※この調査結果の無断転載、流用等は固くお断りします。
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