~平和を守り、雇用を立て直す。みんなの安心のため、さらなる一歩を踏み出そう!~
連合主催の「第86回メーデー」が4月下旬から5月1日にかけて全国各地で開催され、NCCUの各総支部も地域の仲間と共に参加しました。
4月29日に代々木公園(東京・渋谷区)で開催された「メーデー中央大会」には、連合傘下の組合員約4万人が参集。NCCUから約70人が参加しました。
開会のあいさつに立った連合の古賀伸明会長は、「メーデーは、働くことの尊厳を働く者同士が確かめ合い、同時に社会にアピールしていく重要な場。その\"働くことの尊厳を守る\"ということから見れば、政府が推し進めようとしている労働者保護ルールの改悪は極めて大きな課題を含んでいる」と述べ、『高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ法案)』や『解雇の金銭解決制度』の導入に断固反対との姿勢を示しました。その上で、「働く者の力を結集し、労働者保護ルールの改悪にストップをかけなければならない。全国の仲間と共に、すべての働く者のために立ち上がり、行動しよう」と呼びかけました。
今大会には、来賓として塩崎厚生労働大臣、民主党の枝野幹事長などが出席しました。
塩崎厚労大臣は、「女性や若者の活躍促進などに取り組み、経済の好循環の維持、拡大に貢献したい」と述べました。
枝野幹事長は「適切な労働者保護ルールのもと、すべての皆さんが心身ともに健康な働き方ができ、賃金や処遇が改善していくこと。これこそが日本経済を真の意味で再生させる。私たちは働く者の立場に立ち、すべての人が安心して働ける社会に向けて全力を尽くす」と述べ、さらなる支援を求めました。
最後に、労働者保護ルールの改悪阻止を求めることなどを確認する「メーデー宣言」を採択。参加者全員によるガンバロウ三唱で閉会しました。
なお、この日、東京総支部の組合員がNHKテレビの取材を受けました。現場からの意見として賃上げを求めるコメントを述べ、この内容は同日お昼の全国ニュースで放送されました。
メーデー中央大会の様子
左・連合の古賀会長「労働者保護ルールの改悪は断固阻止しなければならない」、右・NHKテレビの取材を受けました
北海道から九州まで各地のメーデーに参加しました