2023年8月1日
UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)
UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)
新型コロナウイルス感染防止に対する取り組みについて
1.NCCUの基本的考え方
国内で新型コロナウイルス感染者が確認されてから3年以上が経過しました。一時期に比べ感染状況は落ち着いてきているとは言え、高齢者や基礎疾患のある方は罹患により重篤化したり、無症状でも人にうつしてしまう危険性のある状況が続いています。
組合員の働く職場で感染者が発生するという事態を想定すると、施設入所者やサービス利用者を守り職場を守ることは、組合員の暮らしを守ることに直結すると言っても過言ではありません。そのため、組合員の働く高齢者施設や高齢者宅等での感染拡大を防ぐための措置を強力に行うことは極めて重要です。組合員への感染を予防・防止し健康被害の発生を防ぐことはもちろんのこと、組合員が感染したことによる高齢者への二次感染は絶対に避けなければなりません。
しかし、もはや基本的な感染予防策をとっていたとしても感染リスクを完全にゼロにすることは難しいと考えられます。このような国内状況において、新型コロナウイルスの感染者は決して責められるべきではなく、「感染者を責めない」「仲間を責めない」「自分を責めない」という社会でなければなりません。
NCCUは2020年2月に「新型コロナウイルス感染症対策会議」を設置し、組合員の安全を第一に考えた組合活動を進めると共に、組合員の置かれた状況を随時把握し、必要に応じて国、行政、法人への対応を図ってきました。今後もこの姿勢を継続し、組合員の働く職場に生じる課題については、引き続きNCCU政治顧問をはじめとする関係議員との連携により、国や行政に対し解決を求めていきます。
2.組合活動における対応
2023年5月8日に新型コロナウイルスは感染症法上5類相当の位置づけとなったことから、「新型コロナウイルス感染症対策会議」は、2023年8月1日以降の集合形式の会議・イベント・研修会の実施ついて以下のとおり決定しました。
「懇親会を含む通常の活動への完全移行」(フェーズ4)
すべての法人で新型コロナに関する対策が解除され、平常に戻ったと確認された段階で、全面的に通常の活動に移行する。
なお、当面は必要最低限取り組むべき共通対策(ガイドライン)を以下のとおり改定のうえ、運用します。
■集合形式・ハイブリッド形式で開催する場合の共通対策(ガイドライン)(2023年8月1日改定)
1.全ての会議やイベント・研修会等での対応について
① 当日参加する前に各自で体温検査を実施する。
②たとえ軽微であっても、体調不良がある場合は参加を控える。
2.屋内や車内で開催する会議やイベント・研修会等での対応について
①原則としてマスクの着用を基本とする。
②機械換気設備がない空間で開催する場合は、 1~2時間おきに、5~10 分程度の窓開け換気を実施する。なお機械換気の場合は、窓開放との併用は不要とする。
③会場に入場する際は手洗いと消毒液で手指の消毒を行う。また、予備として不織布マスクを必要数用意しておく。
3.労使での取り組み
NCCUが2020年11月に行った「新型コロナウイルスに関する緊急アンケート」の結果、メンタルヘルス関連に悩んでいる組合員が約3割にのぼりました。そのため「介護業界の労働環境向上を進める労使の会」として、コロナ禍におけるメンタルヘルスに対して早急に労使で取り組む必要があると判断し、2021年に次の取り組みを行いました。
【 労使による取り組み内容 】
(1) コロナ禍におけるメンタルヘルスの相談窓口の設置
(2) 相談窓口の相談員を育成する研修への参加
(3) 相談窓口開設の周知徹底を図るためのポスター掲示
■新型コロナウイルス感染症について、職場で発生している問題・課題等の相談を受け付けています。
下記フリーダイヤルまでお電話ください。
日本介護クラフトユニオン(NCCU)
0120-519-931(平日9:30~17:00)