新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たず、陽性者も増え予断を許さない状況となっています。そこでNCCUは介護現場の現状を調査し課題を把握、対応を図るため、事業所宛FAXによる「新型コロナウイルスに関するアンケート 第2弾」を11月19日から実施しました。
その中で、「慰労金の申請手続きを継続、延長していただけるとモチベーションを保つことができる」「感染拡大で危機感が増していて、精神的に疲弊してきている。慰労金を継続して支給してほしい」等、組合員から慰労金の継続を求める声が多く聞かれました。
※「新型コロナウイルスに関するアンケート 第2弾」の結果はこのページの下のPDFをご参照ください。
この結果を受けて、2020年12月3日、NCCUは政治顧問である山井和則、柚木道義両衆議院議員を訪問し、アンケート結果と共に次のような介現場の現状を共有しました。
「『第2波』『第3波』とコロナの危機は終わっていないにもかかわらず、7月以降に新たに新型コロナに対応した場合は慰労金の対象とならないのは不公平」「過酷さが増す介護現場において、国が推進するGo Toキャンペーンも利用できず、メンタルに不調をきたす者も少なくない」。
そして、組合員からの声が特に多かった「介護従事者に対する慰労金の継続」について要請を行いました。
■要請内容
1.慰労金支給対象期間(6月末日)以降、新たに新型コロナ感染症が発生又は濃厚接触者である利用者に対応した職員に対して、20万円(既に5万円を支給されている場合には差額の15万円)の慰労金をお願いしたい
2.慰労金支給対象期間(6月末日)以降、新たに入職した職員に対して、5万円の慰労金をお願いしたい
山井議員は、「国として緊急の支援が必要である」と答え、厚労省に対し要望書を作成、提出することを明言してくださいました。
また、柚木議員からは、「あらゆる場面で発信することが必要だ。所属する内閣委員会でも発言していきたい」「山井議員との連携を図りつつ進めていきたい」と心強い言葉をいただきました。
NCCUは、今後も関係議員と積極的に連携しながら、組合員の皆さんが安心して働くことができる環境作りを推進していきます。
また、新型コロナウイルス感染症について、組合員の皆さんからの相談も引き続き受け付けています。何かございましたら下記フリーダイヤルへご連絡ください。
■日本介護クラフトユニオン(NCCU)
フリーダイヤル 0120-519-931 (平日 9:30~17:00)
とりくみ Labor policy / Political action
【新型コロナウイルス対策】「慰労金の継続を!」緊急アンケート結果をもとにNCCU政治顧問へ要請
2020年12月8日掲載