5月19日、連合の「安心と信頼の医療と介護2018中央集会」が東京・千代田区の日本教育会館で開催されました。集会には医療・介護の現場で働く連合傘下の組合員など524名が参加しました。
この集会は、医療と介護の連携強化に向けた課題共有と相互理解を目的として1997年から毎年開催されています。NCCUからは21名が参加し、パネルディスカッションでの報告と、巣鴨・地蔵通り商店街入り口での街頭アピールを行いました。
主催者あいさつに立った連合の神津会長は「医療、介護というのは人間の知恵、財産であり、それを当然のように人々が享受できなければ意味をなさない。熱意をもって声を上げることで、さまざまな課題を解決できるよう前進していきたい」と述べました。
基調講演では石巻市包括ケアセンター長の長純一先生による「これからの医療と介護の連携にもとめられるもの~地域での実践をもとに~」の講演ののちに、パネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションは前半が「地域で安心してくらし続けるための医療介護のあり方とは~現場からみた同時改定の課題~」をテーマに、後半は「これでいいのか? 医療・介護現場の働き方~利用者の安心と働き方改革の実現に向けて~」をテーマに行われました。このパネルディスカッションに、NCCUから柴田光さんが登壇し、介護現場からの意見を述べました。
集会は最後に「集会アピール」を採択し、医療と介護の連携強化には人材確保が不可欠であり、長く働き続けられるための処遇改善、働き方改革を実現に向けて行動してくことが確認されました。
この集会後、巣鴨の地蔵通り商店街入り口にて街頭アピール行動を実施。大滝政策部門担当と林政策部門担当が、人材不足の現状や処遇改善の理解などを訴えました。
(左)パネリストとして登壇した柴田光さん。人材不足など介護現場の実態を報告
(中央・右)巣鴨の地蔵通り商店街入り口で街頭アピール行動を行いました