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とりくみ Labor policy / Political action

「第5回介護プロフェッショナルキャリア段位制度の在り方に関する検討会」に村上副事務局長が出席しました

2016年3月16日掲載

3月14日、「第5回介護プロフェッショナルキャリア段位制度の在り方に関する検討会」が厚生労働省会議室で行われ、委員である村上久美子NCCU副事務局長が出席しました。

今回の検討会は、第4回の検討会で議論された「議論の整理(案)」の内容をもとに作成された、「介護プロフェッショナルキャリア段位制度の在り方に関する検討会における議論の取りまとめ(案)」について意見交換が行われました。

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「議論の取りまとめ(案)」は、
1.はじめに
2.介護キャリア段位の取組み実績と評価について
3.介護キャリア段位の取組みを踏まえた介護事業所・施設における人材育成の考え方について
4.介護キャリア段位の仕組みの見直しについて
5.今後に向けて
という5つの大項目からなり、それぞれに対して意見が求められました。
委員である村上副事務局長は、「取りまとめ(案)」の内容を踏まえて大きく2点について事務局に要望しました。
「今後、制度の具体的な再設計とともに、制度の浸透方法についても議論されると思うが、私どもの働く者の立場からは、今までも申し上げてきたようにレベル取得が処遇と結びつくことが最も効果の高い浸透方法だと思う。また、そうした浸透の結果として、レベルに応じた賃金相場が形成されることを望んでいる。是非、こうした視点も考えて議論していただきたい。
また、今回の検討会で特に意見が多かったと思われるのが、アセッサーが内部評価を行う際に、介護事業所・施設にとって相当の負担となっていることだと思う。
先月、アセッサーの資格を持つ私どもの組合員と話したのだが、業務に支障が出るほどの相当な負担となっているようであった。
介護は在宅重視と言われているが、在宅サービスでのキャリア段位制度の普及は施設以上の負担が発生するのではないかと思う。
今後、効率化の具体的な設計を議論されるときには、人材不足で代替要員をお願いすることも非常に困難な訪問介護の事業者でも、キャリア段位制度に取り組みやすいシステム、普及しやすいシステムにしていただきたいと思う。」

昨年10月8日から始まった検討会は、今回を以って終了となりました。今後は、本検討会で明らかになった様々な成果や課題を整理し、効率化と浸透に向けて取り組んでいくこととなります。

NCCUは、キャリア段位制度を推進する立場から、本制度と処遇との関わりを注意深く見守りたいと考えています。

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