NCCUと分会法人が集団で話し合う「第8回労使の対話」が、9月12日広島、同26日札幌で開催されました。法人側から11法人・15名が出席したほか、オブザーバーとして6法人8名が参加。NCCUからは陶山浩三会長をはじめとする三役、顧問、総支部長などが出席しました。
職業別労働組合であるNCCUは、集団交渉の確立を大きな目標の一つとしています。「労使の対話」はその地固めのステージとして設置され2010年2月から継続開催されてきました。
8回目となる今回の労使の対話は、基調講演・講師との懇談会と労使による意見交換の三部構成で行いました。
第一部の基調講演は厚生労働省老健局振興課の辺見聡課長を講師に迎え、「地域包括ケアシステムの構築に向けて」についてご講演いただきました。講演は同日同会場で開催されたNCCUフォーラムの基調講演を聴講。第二部は辺見課長との懇談会で参加法人から多くの質問や意見が出ました。第三部では、労使の参加者が同じテーブルにつき、「労使の対話」について今後の方向性について論議しました。NCCUが進めてきた集団交渉から現在の労使の対話までの経過説明とこれから目指したい方向性について提案して了解を得ました。
これを受けて年末までにお世話役会を開催して、「労使の対話」から新しいネーミング「(介護業界の労働環境向上を進める労使の会(仮称) 」と具体的取組内容の「ハラスメント協定」について協議する予定です。
左・9月12日広島会場、右・9月26日札幌会場