6月30日、NCCUの陶山浩三会長は、来年7月に予定されている第24回参議院議員選挙のUAゼンセン組織内候補者「かわい たかのり」さんと、介護業界の発展のために「政策協定」を締結しました。
※ 政策協定の内容は、本ページ下部のPDFでご覧になれます。
政策協定締結にあたり、かわい たかのり さんとの意見交換を行った陶山会長は、「政府・与党は、『介護保険制度』『介護報酬改定』の趣旨を『人材確保のため』と謳っているが、実際には人材確保には至っておらず、また事業主の業績悪化も必至で経営状況が厳しいものになってきている」と説明。深刻な人材不足と厳しい経営状況にある業界の現状を訴え、「2025年には介護職が38万人不足すると言われており、『外国人労働者の受け入れ』『移民施策』といった話まで出ていることからも、介護職の処遇改善が行わなければ抜本的な解決には繋がらない」と意見しました。
それに対し、かわい たかのり さんは、「実際に介護事業者の経営が行き詰まり、介護難民が続出して社会問題にでもならない限り、政府・与党は介護報酬を引き下げる方針を見直さないのではないかと、大変に危惧している」と述べ、「『介護』や『医療』の業界は、官制の規制産業の最たるもの。政治の影響を大きく受ける業界だけに、働く仲間の声を政治に訴えていくことが大変重要になる。介護業界で働くみんなで大きな声を上げて、国を動かし、業界を変えていきましょう」と応えました。
最後に、かわい たかのり さんと陶山会長は、互いに協力して「介護業界の発展に尽力すること」を約束し、協定の締結を行いました。
※組合機関誌NCCU NEWS 99号(2015年8月10日発行)でも、「政策協定締結」「かわい たかのりさんの これまでの活動実績」等を紹介していますので、ぜひご覧ください。
かわい たかのりさん(左)と陶山浩三会長(右)
かわいさんと締結した「政策協定書」.pdf