~意見発表や街頭アピールを行いました~
5月17日、連合主催の「安心と信頼の医療と介護 2014中央集会」が日本教育会館一ツ橋ホール(東京・千代田区)で開催され、連合傘下労組の医療・介護に携わる組合員など630名が参集。NCCUからも26名が参加し、NCCU組合員3名が、介護現場の最前線を支える立場から意見発表やアピール行動などを行いました。
午前の部では、地域包括ケアシステムについて2つの講演が行われました。
まず、40数年前から地域包括ケアシステムを提唱してきた山口昇氏(公立みつぎ総合病院名誉院長・特別顧問)が、広島県みつぎ町での先駆的取り組みについて講演されました。
続いて、政府がめざす地域包括ケアシステムの構築と制度改正の方向性について、有岡宏氏(厚生労働省大臣官房審議官)による講演が行われました。
午後の部では、医療・介護の現場で働く5名が壇上に並び、「『地域包括ケアシステム』の実現に向けた医療と介護の連携強化」のテーマで全体意見交換が行われました。
NCCUからは柴田光さん(北関東総支部/ジャパンケアグループ分会)と春園久美子さん(北関東総支部/ニチイ分会)が登壇。日頃の業務経験から、退院後の高齢者が地域で暮らし続けるための課題や、在宅生活を支える医療と介護の連携の重要性などについて発表しました。また、会場からも意見や質問が相次ぎ、活発な意見交換を行うことができました。
集会の最後は、「医療・介護現場のディーセント・ワークとワーク・ライフ・バランスの確保が安心・安全の医療・介護サービスの提供につながる」との集会アピールを満場の拍手で採択。連合は、この集会を受けて厚生労働省との協議を行う予定です。
また、本集会の終了後、有楽町駅前に移動して街頭アピール行動が行われました。
道行く人に介護従事者の処遇改善に理解を求めるチラシを配ったほか、NCCUから金子文幸さん(南関東総支部/ニチイ分会)がマイクを握り、「介護サービスの維持・向上・充実のためには、介護従事者の処遇改善が欠かせない。賃金や介護報酬の設定など、介護従事者の確保策について、ぜひ理解と応援を」と呼びかけました。
医療・介護に携わる組合員630名が集まりました
左・ケアマネジャーの立場から柴田さんが意見発表を行いました、右・春園さんはサービス提供責任者として意見を発表しました
左・有楽町駅前で街頭アピール行動を行いました、右・金子さんは介護従事者の処遇改善の必要性を訴えました