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とりくみ Labor policy / Political action

厚労省 たん吸引等の検討会第2回に河原会長が出席しました

2010年7月23日掲載

7月22日、河原四良会長が委員を務める厚生労働省の「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」の二回目の会合が開かれました。

今回は、NCCUが昨年実施した「組合員就業意識実態調査報告書 速報版」の冊子が委員全員に配布されました。河原会長は、報告書をもとに、組合員から寄せられた介護現場における医療行為についての実態や意識について訴えたほか、次のように発言しました。

「現実を考えると、介護を取り巻く環境や介護現場の変化とともに、利用者の命と自立のため、また介護職員の安心のために、規制なり法律なりを積極的に変えていく必要があると思う」
「前回も発言したとおり、しっかりとした技術研修と安全への連携プレーが確保されれば、医行為から外す行為を拡大の方向で検討すべきであると考えている」
「法整備のバックアップの中で、介護現場を支える人たちのモヤモヤをすっきりさせてほしい」。

大島伸一座長は、「たん吸引と胃ろうによる経管栄養の実施は、ホームヘルパーと介護福祉士において認めることとする。介護現場で行われる行為は、将来は拡大していく方向にあるだろう」と述べました。
また、他の委員からも賛同する声が多く、同検討会は、介護職員が行える行為の拡大に向けて教育研修や法整備などを進めるとの方針を確認しました。

また、会合の冒頭に山井和則厚生労働大臣政務官は「この検討会は歴史的な使命を担っている。安全性の担保、どのような内容をどれくらいの研修時間で行うのか。方向性は一致するところが多いが、各論としてどこまでできるかを検討されたい。このテーマについては、党派を超えて議論することに異論はないだろう」と述べました。

具体的な研修内容などについては、次回以降の会合で検討される予定です。

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今回は、NCCUの「組合員就業意識実態調査 報告書」が全委員に配布されました

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