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とりくみ Labor policy / Political action

厚労省 介護人材検討会に政策顧問が出席 ハッピー分会の藤澤さんも発言

2010年11月1日掲載

10月29日、厚生労働省の「今後の介護人材養成の在り方に関する検討会」の第6回会合が開かれ、委員を務める河原四良政策顧問が出席しました。
議論のテーマは、より高い知識・技術を持つ介護福祉士の養成のあり方で、介護福祉士と比較した「より高い知識・技術」の育成の方向性や、チームケアにおいて担うべき役割などについて意見が交わされました。

河原政策顧問は、「専門的な知識や技術はもちろん大切だが、そのような人材は、ゆくゆくは管理職となる立場にある。労働基準法などの知識不足や人間関係のトラブルなどから問題を抱えることがないよう、管理職としてのコミュニケーション能力やチームワークも十分勉強できるようなリーダーシップ論をカリキュラムのテーマとして取り入れてほしい」と発言しました。

またこの日は、介護福祉士国家試験の受験要件として議論が続いている『6カ月(600時間)以上の研修』について、介護現場で働く5人からヒアリングが行われ、NCCUの藤澤美樹さん(ハッピー分会)も意見を述べました。
藤澤さんは、今年、社会福祉士国家資格を取得した経験から、「質の高い介護人材を養成するため、キャリアアップのしくみは必要」としながらも、「仕事をしながらの研修は時間的にも経済的にも厳しく、厚労省は“受験するな”と言っているのではないかとさえ感じる」「研修に人材が取られてしまえば、介護現場のシフトは回らなくなる」「熱意ある介護職が勉強する場は必要だが、経済的な支援がほしい」と発言しました。

同検討会では、年内までに最終的なとりまとめを行う予定です。

イメージ

左・河原政策顧問は、介護現場を担う管理職の養成などについて発言しました
右・介護福祉士国家試験の受験要件について発言したハッピー分会の藤澤美樹さん

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