知らないと損をする!? 就業規則を知ろう!
※この記事は、2025年4月10日発行の機関誌『NCCU NEWS 157号』を再構成したものです。

● 就業規則は職場のルールブック
今回は、みんなの職場にある就業規則の話だよ。
就業規則とは、賃金や労働時間、休日・休暇などの労働条件、職場の規律などを定めた文書のこと。
雇用主も労働者も共に守るべき、いわば会社のルールブックだね。
法律では、常時10人以上の労働者(短時間労働者なども含む)がいる会社は「就業規則の作成」と「労働基準監督署への届出」が義務づけられているんだ。
そして、従業員がいつでも確認できるように、書面で渡したり、職場に掲示したり、社内ネットワークに掲載するなど、きちんと周知する義務もあるよ。
● 就業規則を確認してみよう!
「就業規則って入社時には気にしたけど、それ以来全然気にしてないな」と思っている人もいるかな。
でも、就業規則を改めて確認すれば、自分が正当な労働条件で働いているかチェックできるよ!
もし、「残業代が思っていたより少ない」とか「有休申請したけど認められなかった」なんていう場合は、就業規則を見てみよう。時間外労働の賃金や有休の取得方法などについてどう書かれているか確認してみて。
就業規則を知ることは、自分の権利を守ることにもつながるから。
● 働き方や雇い方のルールには優先順位がある
「でも、就業規則は会社で決められたことだから、そこに書いてあること以外は望めないんでしょ」と思う人もいるかもしれない。
だけど、働き方や雇い方のルールは就業規則の他にもあって、実は優先順位があるんだ。それが下の図だよ。
最優先で守られるべきは「法律」。
優先順位の2番目は、労働組合と会社が結んだ「労働協約(協定書)」。
次が「就業規則」、そして「雇用契約」と続くよ。
だから、就業規則に書かれていても、その内容が法律に違反していたり下回っている場合は、法律が優先されるんだ。同じように、労働組合と会社が団体交渉で合意した労働協約(協定書)も、就業規則より優先される。例えば、NCCUの分会が会社と交渉して改善された賃金や一時金などは就業規則よりも優先されるんだ。
ただし!雇用契約の内容が就業規則より有利な場合は、優先順位が変わって雇用契約が優先されるよ。
就業規則を知らずにいると、本来もっている権利を知らずに損をすることもあるから、この機会にぜひ確認してみてね。
