制度改正や報酬改定のことって、いつ・どこで・だれが話し合ってるの?
今回から、みんなの仕事や働き方に役立つコラムを連載することになった、ナビゲーターのケアちゃんです。
ややこしい介護保険制度のことや、働く人を守ってくれる決まりごとなどを、さくっとゆるっとガイドしていくよ!
● 実は…別々の時期に話し合ってる
1回目のテーマは、介護保険制度改正の流れ。介護保険制度が3年に1回改正されることは知っているよね。だけど、実際に、どこでどんな話し合いがされているかは知ってるかな?
3年ごとに改正される……とはいっても、その話し合いは、制度改正の前年とかにポッと始まるわけではなく、ずいぶん前から続いているんだ。特に集中的な話し合いがスタートするのは、介護保険法であれば2年前から。介護報酬であれば1年前から。
つまり、介護保険法改正の話し合いと、報酬改定の話し合いは、タイミングが違うんだ。
というわけで、目前に控えている2024年の介護保険法改正・介護報酬改定の議論のスケジュールを、わかりやすく表にしてみたよ。

● 制度改正にも、報酬改定にも、意見してるよ
今までもNCCUの機関誌で紹介してきたけど、介護保険制度について話し合っている厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会には、介護業界で働く者の代表としてNCCUの染川朗会長が参加して、組合員の声を代弁してたくさん発言しているんだ♪
さらに、介護報酬のことを話し合っている介護給付費分科会には、上部団体の連合の代表者が委員として参加してるから、そこでもNCCUの意見を発言してくれているよ。
よく「どうせ介護の仕事をしたことのない人が決めているんでしょ」と思われがちだけど、経営者や自治体の代表者、学者さんなどに交じって、NCCUは介護の仕事をする人の代表としてしっかり意見していることを覚えておいてね。
※この記事は、2023年12月10日発行の機関誌『NCCU NEWS 第149号』を再構成したものです。