4月下旬から5月1日にかけ、連合主催の「第94回メーデー」が全国各地で開催されました。
東京・代々木公園では4月29日に「メーデー中央大会」が開催され、連合傘下の組員およそ2万8,500人が参集し、NCCUからは本部事務局員35名が参加しました。
連合の芳野友子会長は、主催者代表挨拶で賃上げについて触れ、「今年の春季生活闘争では、30年ぶりの高水準で賃金改善が行われています。世の中全体で給料が上がった、生活が楽になったと感じるためには、労働者の7割が働く中小企業で賃上げが行わなければなりません。現在も交渉中の中小組合の皆さまには、そうしたことも踏まえて、最後の最後まで賃上げにこだわった交渉をお願いいたします」と訴えました。
また、「6月のG7サミットに向けて、労働組合もレイバー7サミットを開催しました。世界が不安定な時にこそ、さまざまな課題を解決に導くため労働組合は企業や政府などと社会対話が必要であると確認し合いました。お互いを理解し合うためには、対話に加えて一人ひとりが自分らしく生きることができる、そしてそれを認め合うことができる、そんな環境が必要です。まさに多様性が尊重されるような世の中が必要なのです。スローガンに掲げた「支え合い・助け合う社会、笑顔あふれる未来」これを実現するため働く仲間の思いを一つに、連帯してともに進んでいきましょう」と呼びかけました。
来賓として、岸田文雄総理大臣、加藤勝信厚生労働大臣、小池百合子東京都知事がそれぞれ挨拶を行いました。
また、現場からの訴えとして、運輸労連東京都連から春季生活闘争の取組みについて、認定NPO法人キッズドアから、支え合い・助け合いについて、それぞれ報告がありました。
最後は、ジェンダー平等の実現や、持続可能でより良い社会を目指して力を合わせよう、と呼びかける『メーデー宣言』を満場の拍手で採択。会場全体のガンバロー三唱で閉会しました。
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第94回連合メーデーに参加しました
2023年05月10日掲載