~参議院厚生労働委員会で在宅系介護従事者へのワクチン優先接種が十分に進んでいないと発言~
7月14日に配信した「NCCUNEWS 感染防止対策第34号 ワクチン接種状況を教えてください!!』でお願いした「優先接種の対象、非対象事業所のワクチン接種の進捗状況」について、介護現場から多くの声が寄せられました。
その結果をNCCU政治顧問やUAゼンセン組織内議員と情報共有をするとともに8月10日にプレスリリースを行い、8月20日の記者報告会で補足説明を加えて報告しました。
8月26日、UAゼンセン組織内議員のかわい たかのり参議院議員は、この調査結果をもとに 参議院 厚生労働委員会で、田村厚生労働大臣に次のように求めました。
「介護従事者のワクチン優先接種については、3月の予算委員会でも問題提起させていただいた。その結果、各自治体で優先接種に向けた対応を含めた取り組みを行うよう事務連絡が出された。しかし、この調査結果では、在宅系介護従事者をワクチン優先接種の対象としていない自治体もある。人と接する業務を遂行せざるを得ない方々への優先接種について、厚生労働大臣として改めて各都道府県へ指示していただきたい。」
かわい議員の求めに対し田村厚生労働大臣は、「コロナに罹られた高齢者の方々に対応していただける在宅従事者は優先していただいて構わないと自治体にお任せする通知を出して進めていただいている」「もう既に一般の方々への接種に入っているので一般接種の中で進めていただきたい」と述べるにとどまりました。
大臣の答弁に対しかわい議員は、「厚労省は3月の時点で在宅従事者の優先接種の必要性を認識している」「感染のリスクと向き合いながら介護業務に従事している方々に対する『政府の姿勢』が問われている。ぜひ、改めて自治体に対して通達してほしい」と重ねて求めました。
NCCUは、今後も関係議員と積極的に意見交換しながら組合員の皆さんが安心して働くことができる環境作りを推進していきます。