NCCUは、3月16日・17日の2日間で「2019全国支部役員セミナー」を開催しました。
このセミナーは2019年度活動方針の「組織の強化と拡大」における取り組みの一つで、全国50支部(各都府県に1支部+北海道に4支部)の役員が切磋琢磨することにより全国組織としての連帯強化を目指すものです。
日頃は地域毎に活動している支部役員が一堂に集まったのは今回が初めて。会場のハートピア熱海には、各支部役員をはじめ総支部長・運営委員長などの総支部役員70名とNCCUの組織強化・教育を担当する専従者など、計79名が集まりました。
まず、「労働組合の役割」や「民主的労働運動の理念」を再確認する講義から始まり、続いて「NCCUの歴史・綱領と理念」と「支部に望まれる役割」、さらに「支部における政治活動」について共有。地方議会や地域行政との接点づくりで成果を残している支部からの報告も行われました。
その後、ワールドカフェ方式という新しいグループワークの手法に則り、「NCCUの役割」や「支部役員としてやってみたいこと・必要なこと」などを話し合いました。
ワールドカフェ方式では、20分程度の話し合いを幾度も重ねながらアイデアや意見を出し合い、気になったアイデアや共感した発言はテーブルの真ん中に置いた模造紙に各自が自由に書き込んでいきます。また、一定時間で席を移動して別グループでも話し合うことで、より多くの仲間との意見交換を行うことができます。
「対話を楽しむ」「意見を否定しない」といったエチケットに基づいて進んだ今回のグループワークは、リラックスした雰囲気の中で様々なアイデアや意見が交わされ、総支部・支部の枠を越えた役員の連帯強化と、今後の支部活動の活性化につながるものとなりました。
参加した支部役員からは、「今回の経験をあらためて自分の活動に生かしていけると思う」「今後も定期的に開催してほしい」「同じ意見もあれば、びっくりするような意見もあり、ワールドカフェ方式でのワークは良かった」「支部活動の今後の事で迷いもあったが、1人ではなく仲間を増やすことから進みたい」などの感想が寄せられました。
NCCUは組織強化につながる取り組みとして、今後、法人毎の活動単位である「分会」の役員を対象としたセミナーも予定しています。
グループワークの様子。参加した支部役員は、積極的な意見交換を行いました