9月9日・10日の2日間、NCCUの上部団体UAゼンセンの第4回定期大会が広島文化学園HBGホールで開催され、加盟組合からの代議員716人(NCCUから代議員13名・役員1名)をはじめ、来賓、傍聴者、報道関係者などが参加しました。
逢見直人会長は、開会あいさつの冒頭で、「被爆70年の節目の年に、定期大会を広島で開催する意味をみんなで共有し、平和の尊さを噛みしめ、世界の恒久平和への誓いを再確認したい」と呼びかけたほか、次のように述べました。
「安倍首相は『企業が世界一自由に活動できるようにする』として、農業・医療・労働分野の岩盤規制に穴を開けると公言している。しかし『労働は商品ではない(ILOフィラデルフィア宣言の一節)』。岩盤規制に穴を開けるという安倍首相の言葉が何を意味するのか、私たちはその本質を見極め、対抗していかなければならない」。
また、来年7月の参議院議員選挙について、「比例代表として、かわいたかのりさんが挑戦する。今大会で必勝決議が予定されているが、これは絶対に負けることができない闘いだ。組合員の職場と雇用・生活を守るために、結果にこだわる活動を進めていこう」と呼びかけました。
2015年度の活動報告、会計報告等は満場一致で可決し、2016年度活動計画をはじめとする議案もすべて可決・決定しました。
第7号議案「第24回参議院議員選挙必勝決議」では、比例代表区に擁立した かわいたかのりさんの必勝に向けて全加盟組合・全組合員が総力をあげて闘い抜くことを確認しました。
この決議を受けて壇上に立った かわいたかのりさんは、「安倍政権は成長戦略の名の下に労働者をコストのように扱おうとしている。しかし、人あってこその国であり、人あってこその経済。人を大切にしない国に未来はない。私は、UAゼンセンの組合員の皆様、額に汗して働く皆様に光が当たる国づくりをしていかなければならない。必ず勝つために、全力を挙げて闘って参ります」と力強い決意を述べ、会場は満場の拍手で応えました。
今大会ではこの一年間に仲間に加わった『新加盟組合』が紹介され、NCCUから「こころ分会」の村上京子分会長が壇上に立ちました。
また、仲間づくり活動に貢献した『組合結成協力組合』としてNCCUを代表して東北総支部の根立総支部長が表彰を受けたほか、長年にわたり社会貢献活動を行っている組合・組合員を表彰する『ボランタス活動賞』に5名のNCCU組合員が選出されました。
なお今大会では、初日に出席者みんなで折った折り鶴2,800羽を千羽鶴にし、大会2日目の10日早朝、逢見会長が平和記念公園へ献鶴しました。
左・あいさつする逢見直人会長、中央・連合の神津里季生事務局長、右・民主党の岡田克也代表も来賓としてあいさつしました
参議院議員選挙に向けて決意を述べる かわい たかのり さん
左・新たな仲間として紹介された「こころ分会」の村上分会長(中央)、
中央・根立総支部長が組合結成協力組合として表彰を受けました(右から二番目)、
右・恒久平和への祈りを込めた折り鶴を献鶴