1月28日、NCCUの上部団体UAゼンセンの第3回中央委員会がアクトシティ浜松で開催され、加盟労働組合から中央委員414名(NCCUから7名)、役員105名(NCCUから1名)、傍聴者、報道関係者などが参加しました。
逢見直人UAゼンセン会長は開会にあたり、次のようにあいさつしました。
「わが国の労働組合の組織率は17.5%。労働組合の組織率は、組合としての力を計るバロメーターであり、それが低下していることは憂慮すべきことである。ただ、その中でもUAゼンセンの組織人員は増加しており、1月現在152万1,000人。この数字の重みを心に刻み、組合員の雇用条件の維持向上、働く者の権利の拡大、公正な社会の育成に向けた運動を進めていきたい」。
加盟労働組合から中央委員と役員合わせて519名が参加しました
また、政治活動については昨年末に行われた衆議院解散総選挙に触れ、「内閣延命のための突然の総選挙だったと言わざるを得ない。結果として、民主党は議席を増やしたものの一強多弱の状況を打開できず、大きな課題が残った。私たちの暮らしの様々な部分は政治によって決められる。働く者としての声をあげなければ、声の大きい所に利益が偏り、私たちは日の当たらない存在になってしまう。今年4月には統一地方選挙がある。この勝利を確実なものにすると共に、2016年参議院選挙に向け、かわい たかのりを支持する輪を広げていこう」と呼びかけました。
さらに、当面する今春の賃上げ交渉について、次のように述べました。
「安倍内閣はデフレ脱却と景気回復のために賃上げが必要であるという認識だが、これは私たち労働組合が従前から主張していたこと。こうした中で始まる今年の賃上げ交渉は、実質賃金の回復という大きな課題を抱えている。過去の物価上昇分を取り戻し、適正な賃金配分を求めていくのは当然であり、労働組合の真価が問われる。厳しい局面が予想されるが、団結を強化して闘っていかなければならない」。
今委員会では、2015労働条件闘争方針や期末一時金闘争方針、第18回統一地方選挙必勝決議など7議案が可決され、最後に逢見会長の掛け声によるガンバロー三唱で閉会しました。
左・逢見会長「当面する2015労働条件闘争、そして4月の統一地方選挙でUAゼンセンの力量をしっかり示し、活動に弾みをつけていこう」。
右・今委員会では、NCCUの村上久美子副事務局長が運営委員長の任を果たしました。