3月6日、連合と連合東京共催による「2014春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動中央集会」が千代田区のよみうりホールで開催され、連合傘下の労働組合から803名の組合員が参集。NCCUからも2名が参加しました。
古賀伸明連合会長と来賓による挨拶の後、南部美智代連合副事務局長が基調提起を行い、2014春季生活闘争における男女平等課題や「日本再興戦略」における女性の活躍促進の内容、連合「第4次男女平等参画推進計画」の取り組みなどについて報告・提起しました。
続いて『女性はもっと活躍できる!』と題して、岩田喜美枝氏(公益財団法人21世紀職業財団 会長)による講演が行われました。岩田氏は、「企業の持続的発展のためには女性活躍の推進が必要」と述べ、そのために取り組むべき労使の課題として、①仕事と育児の両立 ②残業がないのが当たり前の働き方 ③女性の育成・登用のためのポジティブアクションの3つを挙げました。また、女性の活躍推進に取り組む企業の実例や女性への具体的アドバイスも示され、激励の思いが伝わる有意義なご講演でした。
その後、連合東京 女性委員会の枝飛鳥さんが「集会アピール(案)」を提起。参加者は、「男女が対等・平等で人権が尊重され、社会のあらゆる分野、とりわけ職場や労働組合における男女平等参画が普通の姿である『働くことを軸とする安心社会』の実現をめざす」との内容を確認し、満場の拍手で採択しました。
最後に国際連帯の場で歌われる『連帯で強くなれる Solidarity Forever』を全員で合唱し、閉会しました。
連合傘下の組合から女性471名、男性332名が集まりました
「3.8国際女性デー」とは
3.8国際女性デーは、1857年にニューヨークで起きた工場火災で多くの女性たちが亡くなったことを受け、3月8日に低賃金・長時間労働に抗議する集会が開かれたことが起源です。
その後、国連においてこの日は「女性の権利と平等のために闘う記念日」と位置づけられ、賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳、人権の確保を示す「バラ」をシンボルに、今も世界各国で様々な行動が展開されています。
連合でも、1996年から春季生活闘争の中に国際女性デーの行動を位置づけ、全国で行動を展開しています。