1月31日、NCCUの上部団体UAゼンセンの第1回中央委員会が、品川区立総合区民会館きゅりあんで開催され、加盟労働組合から中央委員403名(NCCUから7名)、役員108名(NCCUから2名)をはじめ、傍聴、報道関係者などが参加しました。
開会にあたり、逢見直人会長は「UAゼンセン誕生から今日で86日。器はすでに出来上がっている。今年はその器に見合う活動、成果を示す一年にしなければならない」と述べ、今年の労働条件闘争について、「労働組合の基本である『組合員の固い団結』を背景に、経営と対等の立場に立ち、労働条件の向上をはかるという役割と責任をまっとうできる、けじめのある闘いを展開しよう」と呼びかけました。
また、昨年末の衆議院選挙の結果に触れた上で「民主党は惨敗したが、民主党が目指そうとした理想までが否定されたわけではない。一部の勝ち組だけが得をするのではなく、努力した人が報われる社会を築くためには、働く者の立場、とりわけ弱い立場の人たちと連帯・共感できる政党が存在しなければならない。UAゼンセンの理念や政策を共有できる政党はこれからも必要であり、新生民主党にそれを求めていきたい」と述べました。
今委員会では、労働条件闘争や期末一時金闘争の要求方針など5議案をすべて満場一致で決定しました。
そのうち、第5議案の「第23回参議院議員選挙必勝決議」では、今年7月の参議院議員選挙において、比例区から2期目の挑戦をするUAゼンセン組織内議員「かわいたかのり」参議院議員の必勝を目指し、全加盟組合の力を結集して挑むことを確認しました。
この決議を受けてあいさつに立ったかわい議員は、自公政権はさっそく改革の先延ばし・弱者切り捨てを強行していると指摘し、次のように述べました。
「今夏の参院選で昨年末のような結果が繰り返されれば、私たち勤労者の声が抹殺されることにつながりかねない。UAゼンセンのすべての仲間の皆さまの働く業種・地域の声を国政へ力強く反映させるために、あらためて皆さまのお力をお貸しいただきたい」。
かわい議員の呼びかけに対し、会場は満場の拍手で激励を送りました。
UAゼンセンとして初めてとなる今中央委員会は、逢見会長の掛け声によるガンバロー三唱で17時30 分に閉会しました。
労働条件闘争の方針など5議案を決定しました
左・逢見会長「組合員の固い団結を背景に、経営と対等の立場に立った闘いを」
右・かわいたかのり参議院議員「UAゼンセンの仲間の声を国政へ力強く反映させたい」