9月19日・20日の2日間、NCCUの上部団体であるUIゼンセン同盟の第11回定期大会が日本特殊陶業市民会館(愛知県名古屋市)で開催され、NCCUから25人が代議員として出席しました。
UIゼンセン同盟は、来る11月6日、「日本サービス・流通労働組合連合(JSD)」と共に新しい産業別組織「UAゼンセン」を結成します。UIゼンセン同盟としての定期大会は今回が最後となることから、開会にあたり、落合清四会長は次のようにあいさつしました。
「今大会では、UIゼンセン同盟としての運動方針提起ではなく、11月6日に発足するUAゼンセンの規模、組織運営、規約・規則、そして運動方針を提起する。みなさんのチャレンジ精神を伴う積極的な賛同をお願いしたい」。
また、新産別「UAゼンセン」の運動課題も示し、その中で、NCCUをはじめとするクラフト型ユニオンが取り組むべき課題にも触れました。
「介護や人材派遣の業界は、賃金や雇用労働条件がいまだ厳しい状況にある。これらを改善するためにも、組織拡大によって影響力を行使しなければならない。また、企業別組合が大半である中で、クラフトゼネラルユニオンはその政策力と組織力によって、業界内の雇用労働条件を平準化させる影響力も持つ必要がある。日本においてクラフトゼネラルユニオンが成長すれば、日本の労使交渉システムを大きく変える可能性も持っている」。
こうした運動課題について落合会長は、「一朝一夕に変えられるものではないが、誰のための、何のための新産別組織なのかを意識して取り組んでいこう」と呼びかけました。
会場には、UIゼンセン同盟の組織内議員である「かわいたかのり」参議院議員も駆けつけ、今大会で採決された「第23回参議院議員選挙必勝決議」の御礼と共に、「引き続き皆さまと意見交換や問題認識の共有をさせていただく中で、UIゼンセンの目指す政策を一つでも二つでも実現させる決意をこの場でお伝え申し上げる」と述べました。
今大会でNCCUは、仲間づくり活動に貢献した組合として表彰され、中国・四国総支部の竹中哲郎総支部長が表彰楯を受け取りました。
また、共済活動に積極的に取り組んだ福祉共済優秀組合として特別表彰を受け、NCCUを代表して近畿総支部の鈴木俊一総支部長が落合会長から表彰楯を受け取りました。
長年にわたり社会貢献活動を行っている組合や組合員を表彰する「ボランタス活動賞」では、個人の部でNCCUが推薦した6名の組合員が表彰されました。
さらに、組織強化を支える広報活動を表彰する「機関紙・誌コンクール」で、NCCUの機関誌NCCU NEWSが優秀賞に選ばれ、会場ロビーにも展示されました。
最後に、大会スローガンを確認するガンバロー三唱で閉会しました。
節目の大会となりました
左・あいさつをする落合清四会長、右・かわいたかのり参議院議員
左・仲間づくり活動に貢献し表彰される竹中中国・四国総支部長(左より2番目)、中央・福祉共済優秀組合として特別表彰を受ける鈴木近畿総支部長、右・ガンバロー三唱
「機関紙・誌コンクール」で優秀賞に選ばれた「NCCU NEWS」。組合員の方はログイン後、電子ブックでご覧になれます。
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※ログイン後、ご覧になれます。写真のニュースは79号(2012年4月発行)です。