3月6日、連合主催の「連合2012春季生活闘争・政策制度要求実現3.6中央集会」が東京・日比谷公会堂で開催され、UIゼンセン同盟をはじめとする連合加盟の産業別労働組合の組合員約2,000名が参加。NCCUからも11名が駆けつけました。
主催者を代表してあいさつした連合の古賀伸明会長は、まず、東日本大震災で尊い命を奪われた方々に哀悼の意を表し、「被災された全ての方々が一日でも早く穏やかな生活を取り戻せるよう、私たちが全力を尽くしていくことをお互いに誓い合いたい」と述べました。
また、春季生活闘争については、「日本社会のひずみと不安が増している今こそ労働運動の力量が試されている。労働組合は、個別企業の論理に埋没するのではなく、交渉結果やそのプロセスが社会にも広く波及するという意識を持った上で、要求の正しさを確信し、運動を展開していく必要がある」とアピールしました。
なお、今集会は2部構成で行われ、第1部は「連合 東日本大震災1周年『絆』集会」として開催。
東北の現状を報告した連合岩手の砂金文昭会長は、「私たち東北は必ず復興を遂げてみせます。ふるさとがよみがえることを信じて頑張り続けます。どうか温かい気持ちで見ていてください」と訴えました。
続いて政府代表としてあいさつした平野達夫復興大臣は、震災直後からの連合による救援活動に感謝を述べた上で、「雇用の対策、産業の復興、住宅の再建に重点的に取り組むことが重要と考える。そして福島の再生には国の責任で取り組みたい」と強調しました。
第1部『絆』集会の最後には、NCCUの浜田紀子副事務局長が「東日本大震災1周年『絆』集会アピール」を読み上げて提起し、満場の拍手で採択されました。
第2部の「連合2012春季生活闘争・政策制度要求実現3.6中央集会」では、連合の南雲弘行事務局長が提起した集会アピールが満場の拍手により採択され、生活の維持改善に向けて最後まで闘い抜くことを確認しました。
第1部は、被災者・被災地との絆を再確認した「『絆』集会」、右・NCCU・浜田副事務局長が、絆集会のアピール文を読み上げました
第2部は、すべての労働者の処遇改善に向けて取り組む決意を確認した「3.6中央集会」、右・連合・古賀会長「連合680万人の力を結集し、最後まで闘い抜こう」