11月15日、NCCUの二宮会長、高石副会長、陶山副会長、久保事務局長、福島政策副部長が辻泰弘厚生労働副大臣を訪ね、9月から10月に実施した「介護報酬改定に向けた緊急署名活動」で集まった13万8468人分の署名と「介護報酬改定に関する要請」を手渡しました。
NCCUは今回の趣旨について説明し、介護報酬の制度が複雑で利用者や介護従事者もわかりにくい制度になっているため、よりシンプルにしていただきたい。また、介護職員処遇改善交付金はすべての介護従事者の処遇改善に反映できるよう介護報酬に組み入れてほしいと要請しました。
辻副大臣はNCCUの考え方と同じく、本来、介護職員処遇改善交付金は報酬に組み込むことが筋である。財源的問題はあるものの、与野党ともに理解を示す部分であるため、力を注いでいきたいと述べました。
さらにNCCUは、2009年の民主党マニフェストにも掲げられている「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」ことを実現するために引き続き声を上げていくと主張しました。
最後に副大臣は、「皆様の声は重く受け止めて小宮山厚生労働大臣に伝えます」と述べ、「介護を支える人たちが笑顔で働けることが、日本の将来を写す鏡となります」と介護で働く人たちへのメッセージをいただきました。
今回の副大臣への訪問はNCCUの政治顧問である三井わきお衆議院議員のご尽力により実現し、当日は山崎摩耶衆議院議員が同席しました。
本日、提出した要請書は下記PDFをご覧下さい。
左・辻厚生労働副大臣へ二宮会長から署名と要請書を提出しました(左から、高石修副会長 、二宮利夫会長、辻泰弘副大臣、山崎摩耶衆議院議員、久保芳信事務局長、陶山浩三副会長、福島広也政策副部長)
右・約20分にわたり今回の要請内容について意見交換を行いました