5月13日、東京・千代田区の星陵会館で、「介護保険を持続・発展させる1000万人の輪」が主催する公開政策討論会が開催され、介護従事者など450人(NCCUからは29人)が参加しました。「介護保険の未来を語る」をテーマに与野党の代表者6人が意見を交わしました。
冒頭主催者を代表して共同代表の高見国夫氏が、「介護の社会化のために発足した介護保険制度を崩壊させてはならない」と挨拶した後、1000万人の輪運営委員の袖井孝子氏(お茶の水女子大学名誉教授)の進行で、介護保険財源の公費負担割合や4月に実施された要介護認定の新基準などについて各政党の見解が示されました。
発表の中で、NCCUとも交流が深い民主党の山井和則衆議院議員(同党介護保険改革チーム主査)は、政府が4月に発表した追加経済対策の中の介護職員処遇改善交付金についても触れ、「介護職員に限定しているが介護はチームプレーで成り立つ。職種を限定すべきでない」と発言し、満席の会場から賛同の拍手がおこりました。この件についてはNCCUも事務局長談話の中で同じ主張をしています。
この日は、1000万人の輪が討論会に先立ち各政党に対し行っていた、「介護保険制度に関する公開質問」の回答も公開されました。
左・NCCUから29人が参加、右・「介護はチームプレー」と訴える山井衆議院議員(右から2人目)