3月17日の参議院厚生労働委員会で、UIゼンセン同盟組織内議員の川合たかのり参議院議員が質問に立ちました。NCCUが提供した資料をもとに、介護労働者の処遇改善について政府をただしました。
川合議員はまず、国が「3%の介護報酬アップが介護従事者の処遇改善につながっているか検証する」としていることに触れ、検証方法や改善されていない場合の指導について質問しました。これに対し、厚生労働省の宮島老健局長は「調査委員会を設置し検証する。賃金は労使で決めることが基本だが、事業主には適切な指導を行いたい」と答えました。
また、「国として介護現場の処遇をどう改善しようとしているのか」との質問に対しては、舛添厚生労働大臣が、「報酬を上げるためには介護保険料の引き上げはやむを得ず、国民の負担をどれだけ求めることができるのかを考えなければならない。キャリアアップのしくみがないことも問題であり、より良い職場のために国として全力を尽くしたい」などと答弁しました。
NCCUは今回、川合議員が質問に立つにあたって資料提供するとともに、河原会長をはじめ4人の本部職員が委員会を傍聴しました。
左・現場の検証についてただす川合議員、右・答弁する舛添大臣