～山口美江氏が介護体験を語る～
仙台、福岡に引き続き今年度３回目となるＮＣＣＵフォーラムが、９月２７日、大阪市のアークホテル大阪で開催され、組合員６７人が参加しました。１月に書著「女ひとりで親を看取る」を出版した山口美江さんをお招きし、タレントの住吉ちほさんとの対談で介護体験を語っていただきました。
山口さんは、１６歳の時にお母様を亡くして以降二人で暮らしてきたお父様が、アルツハイマー病を発症して看取るまでの１年半の介護体験について、「当初は私なら在宅で続けられると思っていたが、現実は厳しかった。入院した認知症専門病院でのケアで、父は充実した表情に変わり、プロの介護職にはかなわないと思った」と話しました。さらに、介護・医療の制度の複雑さを指摘すると当時に、低すぎる介護報酬を改善し、魅力ある介護の仕事に若い人が憧れて入ってくることを望んでいるともコメントし、参加者から大きな拍手が送られました。
午後からのテーマ別分科会では、それぞれが現場の問題点について話し合い、ＮＣＣＵの政策につながる貴重な意見が出されました。
左：「家族介護を乗り切るには一人で抱えないこと」と話す山口さん（右）
右：参加者からは、介護ストレスをどう解消したのか、などの質問が出ました。