~現場は待ったなし 介護報酬アップで処遇改善を~
4月11日の衆議院厚生労働委員会で、NCCUの政治顧問の三井わきお議員が質問に立ち、「低位にある介護労働者の処遇や人材不足を改善するには、適切な介護報酬の設定が必要」と舛添厚生労働大臣を質しました。三井議員は民主党の医療介護改革作業チームの顧問も務めており、今月9日に作業チームが行ったヒアリングでNCCUが訴えた内容を、国会に届けました。
この委員会で三井議員は、「現場は悲鳴をあげており待ったなしの状態」と訴え、今月3日に舛添大臣が、「次期改定で報酬を上げる」とマスコミに対し発言したことにも触れました。大臣は、「報酬を上げるための財源は介護保険料と考えている。応分の負担は当然であり国民に理解を求めたい」と答弁しました。
民主党は、介護労働者の待遇改善を目的とした「介護労働者の人材確保に関する特別措置法案」を1月に提出しています。報酬の引き上げは、保険料を上げることなく一般財源からの拠出でまかなうこととしており、法案を今国会で成立させるよう、与党議員に対しても協力を求めました。
舛添厚生労働大臣を質す三井わきお議員