川合たかのり議員が介護労働者の人材確保等について質問
2月1日の参議院予算委員会で、UIゼンセン同盟組織内議員の川合たかのり参議院議員が質問に立ち、介護労働者の人材確保や処遇改善について訴えました。NCCUが毎年行っている調査結果や、昨年10月にまとめた政策提言(14項目)の内容をもとに、他産業に比べ低い労働条件や離職率の高さ、介護保険制度の問題点などを政府に問いただしました。
川合参議院議員はこの日、NCCUが昨年3~4月に組合員を対象に行った
「組合員就業意識実態調査」(PDFファイル・3.35MB)の結果から、志は高くても賃金が低く将来の生活に不安を感じて離職せざるを得ない人材が多いことをあげ、これを解消するには適切な介護報酬の設定が欠かせないことを強調しました。また、自治体によって介護保険制度の指導・監査にばらつきがある現状を訴えました。
これに対し舛添要一厚生労働大臣は、「介護労働者の賃金などの処遇問題や社会的評価が低位にあることは認識している。キャリアアップシステムを支援するとともに、人材確保のための予算を盛り込むことを検討している。働きがい・生きがいをもてる職業となるために努力したい。また指導・監査のばらつきについては、実地指導マニュアルの周知・徹底をしていきたい」との答弁がありました。
左・NCCUの調査結果を手に発言する川合参議院議員、右・答弁する舛添厚生労働大臣
川合議員の質問と舛添厚生労働大臣の答弁の動画はこちら↓
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