日本介護クラフトユニオン(NCCU)は現在、全組合員(約7万8,000名)を対象に「ご利用者・ご家族からのハラスメントに関するアンケート」を実施しています。
このアンケートは、組合員が働く介護現場にはご利用者や・ご家族からのどのようなハラスメントが存在し、どのように対応しているかを把握した上で、今後のNCCUの活動に反映させることを目的としており、調査期間は4月10日から5月31日までです。
締め切りにはまだ日があるものの、本調査に対する組合員の回答が非常に早く、特に「セクハラ問題」が深刻である実態が「悲鳴とも言える現場の声」として続々と寄せられています。
こうしたことからNCCUは、切迫した状況を一刻も早く改善していくため調査終了を待たずに中間報告をとりまとめ、4月27日に開催した「緊急記者報告会」において、特にセクハラに関する結果を公表しました。
その際、染川朗事務局長は「認知症や精神疾患をもつご利用者もいらっしゃるので、ハラスメントを完全にゼロにするのは難しいと理解している。しかし、そうではないご利用者・ご家族によるセクハラ行為は見過ごせない。ご利用者の尊厳・人権と同じように、介護従事者の尊厳・人権も守られる社会にしていかなければいけない」と訴えました。
NCCUは今後、アンケートの最終結果を取りまとめ、労働組合として介護従事者の尊厳保持やストレスケア等に向けた取り組みを進めると共に、関係行政への要請等も検討しています。
【ご利用者・ご家族からのハラスメントに関するアンケート】
●調査対象…日本介護クラフトユニオン(NCCU)組合員 約7万8,000名
●調査期間…2018年4月10日~5月31日 ※本日5月11日現在、回収継続中
●実施方法…調査票は、組合員向け機関誌に同封して配布。各自が無記名による回答後、NCCUへ返送。
【中間報告について】
●2018年4月20日までにNCCUへ到着した1,054件の回答から、セクシャルハラスメントに関する結果を抽出し、速報値として集計したもの。
◆中間報告の結果は、本ページ下のPDFでご覧になれます。
< NCCU組合員の皆さまへ >
お手元に調査票をお持ちの方は、NCCU本部までお送りください。締め切りは5月31日です。
< 報道・研究機関等の皆さまへ >
本調査の結果を転載、または引用なさる際は、当ユニオンへご一報くださいますようお願い申し上げます。また、取材の依頼等も承っております。
●「電話による連絡先」 日本介護クラフトユニオン TEL:03-5730-9381
・調査の内容に関するお問い合わせ・・・副事務局長:村上
・取材ならびに資料請求等のご依頼・・・総務部門 広報担当
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