文字の大きさ

トピックス Topics

NCCU第14回中央委員会を開催しました

2014年02月17日掲載

2月15日(土)、東京・港区の友愛会館で第14回中央委員会を開催し、組合員を代表する中央委員の出席のもと、2014年春季の労働条件交渉の要求項目などを決定しました。

【出席者】中央委員44名(招集59名)、役員19名(招集22名)
【議長団】城山 裕加(近畿総支部)、照屋 裕子(九州・沖縄総支部)

中央委員会は、大雪による交通機関の影響に配慮して定刻より1時間遅れの14時に開始。鈴木俊一副事務局長の司会で開会後、議長団として城山中央委員、照屋中央委員を選出しました。
城山議長は「本日は悪天候の中、皆さんご出席をいただきありがとうございます。組合員の皆様のためにより充実した会議となるよう頑張ります。また、本日の中央委員会が無事に終了するよう、円滑な議事を進めていきますのでよろしくお願いいたします」と協力を求めました。

イメージ

陶山浩三会長は、冒頭のあいさつでまず「東日本大震災」について触れ「あとひと月ほどで3年を迎えるが、被災地では復興が進む地域と手つかずの地域があり国の対策強化が一層望まれる。今年もNCCUは、UAゼンセンとともに引き続き復興支援に取り組んでいく」と述べ、次に「今年ほど賃上げ闘争が世間の注目を集めていることはこれまでにない。このトレンドに追いついて行かなければ、再び全産業平均賃金との格差が広がり、仲間のモチベーションが下がるばかりでなく、介護業界の魅力づくりが後戻りする。賃上げは私たち介護従事者にとって絶対に必要である」と述べました。
最後に「介護保険制度の課題の多くは財政と人材であるが、人材については主役は人間であり、質の高い人材が確保できなければ介護難民を発生させ制度そのものが崩壊する危険性をはらんでいる。そのためにも、賃上げは私たちの生活と介護保険制度の崩壊を食い止めるはじめの一歩。全力で頑張りましょう。」と締めくくりました。

議長による中央委員会成立宣言の後、2014年度中間活動報告が行われ、一般報告、会計報告、会計監査報告が満場一致で可決されました。

休憩後に審議された第1号議案、第2号議案、第3号議案は満場一致、第4号議案は賛成多数で可決されました。
第1号議案「2014春季労働条件交渉方針について」
第2号議案「2014年期末一時金の交渉方針について」
第3号議案「調査費支給対象者に対する会議日当の重複支給について」
第4号議案「『国内旅費・会議日当、交通費等の規定』の改正について」

今中央委員会の議決を受け、NCCUは2014春季労働条件交渉において、介護業界の賃金水準の向上と全産業平均賃金との格差是正を段階的に図るため、以下のとおりの賃金引き上げを要求します。

■月給制組合員:平均10,000円(格差是正分)以上
■時給制組合員:平均60円(格差是正分)以上
■年俸制組合員:平均160,000円(格差是正分×16カ月※)以上  ※年間一時金4カ月と考える
■介護事業に関連しない組合員:UAゼンセン総合サービス部門の要求方針に準じる

さらに、制度要求として、「定期昇給制度」のない法人には制度導入を、また「扶養手当(家族手当)」のない法人には手当導入を、それぞれ要求することを決定しました。

最後は陶山会長の音頭による「ガンバロー三唱」の後、16時05分に閉会しました。

なお、翌16日には「2014春季労働条件交渉セミナー」を開催し、分会長や総支部の常任等が交渉のポイントや妥結・協定締結までの流れなどについて学びました。

イメージ

左・陶山会長「賃上げは私たち介護従事者にとって絶対に必要である」、右・ガンバロー三唱

イメージ

16日に開催された「春季労働条件交渉セミナー」では、分会長等が参加し交渉の流れなどについて確認しました。

ライフ&
レジャー
ガイド
TOP
に戻る