介護最前線の知恵と意見を集約する「NCCUフォーラム」を、今年は宮城県仙台市と京都府京都市で開催しました。
9月7日の仙台会場では東日本の組合員97名、9月21日の京都会場では西日本の組合員96名が参加しました。
第1部の基調講演では、両会場とも厚生労働省老健局振興課課長の朝川知昭氏が「地域包括ケアの構築と次期制度改正に向けた課題」のテーマで、介護分野の課題や介護の将来像「地域包括ケアシステム」の内容、今後のスケジュールなどについて講演しました。
第2部のテーマ別分科会では、3つの分科会(「メンタルヘルス対策について」「クレーム対応について」「人材不足について」)に分かれてグループ討議を行い、討議内で出された意見は全体発表で紹介されました。
参加者からは「基調講演で介護保険制度などの最新の情報を知ることができた」「今回のフォーラムに参加して多くのことをを学ぶことができた。現場に持ち帰って伝えたい」「他県や他事業所の方とお話ができ、知り合いになれて良かった」などの感想をいただきました。
NCCUフォーラムは、基調講演と身近な問題を話し合う分科会の2部構成で毎年実施しています。現場の実態など介護最前線を支える組合員のみなさんの声は、今後のNCCUの政策立案につなげると共に、組合員の労働環境の改善・向上に役立てていきます。
第1部基調講演風景(京都会場)
仙台会場(左・基調講演講師の朝川知昭氏、中央と右・第2部テーマ別分科会のグループ討議風景)
京都会場(左・基調講演を聴く参加者の皆さん、中央・テーマ別分科会のグループ討議、右・分科会の討議内容は代表者によって発表されました)