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より一層の処遇改善を求める要請書を長妻厚生労働大臣へ

2009年12月10日掲載

介護報酬3%引き上げ分だけでは介護労働者の処遇改善にはまだまだ結びつかないとして、NCCUとUIゼンセン同盟は12月9日、長妻厚生労働大臣にあてた「要請書」を柳沢みつよし参議院議員に手渡しました。
要請書では、介護労働者の定着を高めるためには、より一層の処遇改善が求められることを訴え、下記の3点を明記しています。

1.介護職員処遇改善交付金の完全実施
2.「介護労働者の賃金を4万円引き上げる」とした民主党マニフェストの速やかな実施
3.政府・介護労働者・事業者の、3者構成による対話の場の設置

さらに付随する重要事項として、新型インフルエンザワクチンの優先接種、悪らつな事業者への指導強化も要請しました。

今回の要請には河原会長ほか7名が参加し、介護サービスの現場を代表してNCCU政策委員でもある粟飯原礼奈さん、寄田玲子さん、林聡さん、金子文幸さんが、それぞれ柳沢議員に介護現場の現状を訴えました。
林さんが、「低賃金重労働がクローズアップされていることを危惧している。介護職は高度な技能を求められる専門職。次世代が明るいイメージを持てるよう相応の処遇を整えなければ、よい人材は入ってこない」と述べると、柳沢議員は「介護に働く人たちがプライドが持てるような職場に育て、安心して生活していける環境を作らなければならないと考えている」と答えました。

<<要請書の内容はこちら(PDFファイル)>>

イメージ

左・柳沢議員に要請書を手渡す河原会長と、右から粟飯原さん、寄田さん、金子さん、林さん
右・「介護の現場からの本音を聞きたい」という柳沢議員に応え、それぞれの職場の現状や思いをじっくりと訴えました

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